特定口座源泉徴収アリとナシの違い、メリット・デメリット

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証券口座を開設するときに、
特定口座源泉徴収アリとナシどちらが良いのか分からない、
またはどちらにしようか迷う初心者の方も居られるかと思います。

特定口座とは、
売買内容の記録や損益の計算を証券会社がお客に代わって行ってくれる口座のことです。

特定口座を開設すると、
証券会社では一年間の売買損益を取りまとめた年間報告書を作成してくれます。

年間の売却益が20万円を超えると、確定申告をする必要がありますが、
その確定申告を証券会社が行ってくれるかどうかが源泉徴収アリとナシの違いです。

特定口座ではなく、一般口座で株取引を行うと、年間取引報告書は作成されません。
取引のたびに送付される取引報告書をもとに、自分で年間の損益を計算する必要があります。

ちなみに株の売買に関する税金は平成26年までは、
所得税7%と住民税3%のトータル10%が掛かります。

平成26年以降は所得税15%と住民税5%のトータル20%が掛かります。

(その他に平成25年1月1日から平成49年12月31日までの25年間、所得税額に対して復興特別取得税として2.1%が課税されます。)

  特定口座源泉徴収アリのメリット・デメリット

特定口座源泉徴収アリで口座を開設すると、
証券会社が売買ごとの年間損益額を計算して、
源泉徴収(天引き)をしたり還付をしたりしてくれます。

つまり自分で年間損益を計算して、
確定申告を代わりに行ってくれるということです。
株の売買に関する税金(所得税+住民税)が10%の場合、
証券口座に1000万円を入金して、A社の株を100円で10万株買ったとします。
その後A社は値上がりし、110円で10万株全てを売却すると、証券口座の額は1090万円になります(利益は100万円で税額は10万円)

これは証券会社が年間損益を計算して、利益から税金を引いた額となるからです。

また年間損益がプラスの範囲で損失を確定しますと、
利益を出したときに支払った税金分が口座に返ってきます。

このようにトレード回数が増えるほど煩わしくなる計算をして、
税金を代わりに収めてくれるのが特定口座源泉徴収アリです。

専業主婦の方や、扶養から外れたくない方には源泉徴収アリを選択する方が多いです。
利益の額に関係せず、どれだけ出しても扶養から外れることはないからです。

国民健康保険も保険料が上がることはありません。

確定申告を証券会社が代わりに行ってくれる特定口座源泉徴収アリは
非常にメリットが大きいので口座を開設するときは源泉徴収アリで開設することをおススメします。

しかし、デメリットもあります。
利益を出すと必ず税金分が引かれた額しか口座額が増えないので、税金分を再度投資に回せません。
資産効率の点では源泉徴収ナシの方が優れています。

特定口座源泉徴収ナシのメリット・デメリット

源泉徴収ナシの口座の場合、
給与を貰っている方は給与所得以外の所得が20万円以下なら、
その所得に対しての所得税は免除されます。

つまり源泉徴収ナシを選択した方が20万以下の利益ならば、税金は払わずに済みます。
もし源泉徴収を選択していたならば、税金分が勝手に引かれますので、この点は源泉徴収ナシのメリットと言えるでしょう。

また、デイトレーダーのように資金を回転させて資金効率を上げたい場合などでは、
確定申告を行う翌年まで税金を納めないので、
源泉徴収アリとは違い、その分の資金を再度投資に回せるメリットもあります。

しかし、確定申告を自分でしなければならないので、
扶養から外れることや、
利益の額によっては国民健康保険の保険料も高くなってしまうデメリットもあります。

特定口座源泉徴収アリとナシは変更することができる

源泉徴収アリとナシのどちらが良いかの判断(大多数の方はアリを選ばれています)は
人それぞれだと思いますが、口座を開設するときに選択をしてからもアリとナシは変更することができます。

ただ変更できるタイミングは非常に限られており、
毎年1月1日以降で初めての返済売買を行うまでに証券会社に届け出をしなければなりません。注意していください。

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