ファンダメンタル分析とは

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企業が発表する決算書などから企業の成長力や財務データを分析し、銘柄本来の適正な価値を探るのがファンダメンタル分析です。

現在の株価が割安なのか割高なのかは、投資家それぞれの考え方があります。

投資家がある企業の株価は本来の価値よりも割安に推移していると考えて、将来その銘柄の株価は本来の価値に見合った価格に戻る(上昇する)と考えて、その企業の株を購入するとします。

そのような投資家が多くなり、その企業の株を購入し続ければ、やがて株価は上昇して、本来の価値へと上昇していくことでしょう。

こうした銘柄が持っている本来の価値が適切に評価された株価と現在の推移している実際の株価との間に差が生じている場合は、将来的には本来その企業が持っている価値へと評価が見直されていき、株価が上昇するであろうとの考えに基づいて銘柄を選別するのがファンダメンタル分析を使った手法です。

ファンダメンタル分析と株価の過去の値動きから導き出されるテクニカル分析は株式相場の二大手法とされており、この後の株価の値動きを予想する上で欠かすことの出来ない分析方法です。

ファンダメンタル分析は中・長期投資に用いられることが多く、割安とされる企業の株価は将来値上がりし、割高とされる企業の株価は値下がりしていくとの銘柄本来の価値へと収束していく過程で利益を上げる手法です。

ファンダメンタル分析の基本は決算書を読み解くこと

ファンダメンタル分析において重要となるものが決算書です。

決算書には、決算公告、決算短信、事業報告書、決算要旨、有価証券報告書と様々な種類があるのですが、中でも最も詳しく書かれているのが有価証券報告書です。

有価証券報告書とは、取引所に上場しているすべての企業が決算期から3カ月以内に提出することが義務づけられている正式な決算書で、金融商品取引法に基づく有価証券報告書等の開示書類に関する電子開示システムEDINETや企業のホームページIR(Investor Relations)で確認することが出来ます。

有価証券報告書を見ることで企業の業績を把握することが出来るのですが、業績の良い企業の株価は上昇していき、業績の芳しくない企業の株価は下落していく、こうした値動きは株式市場の基本とされる考えとされています。

決算書とは、正式には財務諸表と呼ばれ、財務諸表には「貸借対照表」「損益計算書」「キャッシュフロー計算書」「営業報告書」「利益処分計算書」の5つから成り立っています。

中でも財務三表と呼ばれる「貸借対照表」「損益計算書」「キャッシュフロー計算書」が最も重要とされており、この財務三表の見方さえ理解すれば、大体の企業業績を理解することが出来ます。

 

[icon image="check3-r"]株価と貸借対照表、損益計算書から割り出されるPER

[icon image="check3-r"]株価をBPS(一株当たりの株主資本)で割ると導き出せるPBR

[icon image="check3-r"]当期純利益を発行済み株式総数で割ると導き出せるEPS

[icon image="check3-r"]株主資本(純資産)を発行済み株式総数で割ると導き出せるBPS

 

これらの指標はファンダメンタル分析においては、基本となる指標であり、決算書を読み解くことで導き出ることが出来ます。

決算書は企業の経営状態を知ることが出来るだけではなく、本来その企業が持っている価値を知ることが出来る株式投資の基礎となる大変重要な書類です。

決算書を読み、正しく理解出来るようになると、割安な株を保有し続ける長期投資やヘッジファンドが得意とする同業種間で割高株を売り割安株を買うペアトレード(ロング・ショート取引)などの取引手法に幅を持たすことも可能になってきます。

ファンダメンタル分析は株式投資において基礎とされているものなので是非とも決算書を読み解けるようにしっかりと勉強をしましょう。

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