ヘッジファンドや機関投資家の注文の出し方

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ヘッジファンドや機関投資家からの注文は、個人投資家の注文に比べて、注文数量や銘柄数も多いので、相場の状況に影響され、注文を完結するののが難しい場合があります。

またその注文量の大きさから自ら相場へ影響を与えてしまう恐れもあります。

そこでヘッジファンドや機関投資家は相場への影響を最小にするために様々な注文方法を行っています。

 個人投資家の注文方法

個人投資家の国内株式における市場への執行形態は、「指値」と「成行」の二つが基本となっています。

近年、これに加え「逆指値」や「IOC指値」等、個人投資家が利用するネット証券にも様々な執行形態が登場してきています。

しかし、これらも「指値」や「成行」の基本的な執行形態の拡張でしかなく、アルゴリズムや簡単なチェックをしてから直接取引所に注文を出す「DMA(ダイレクト・マーケット・アクセス)」等の高度な執行形態はまだまだ環境が整っていません。

ヘッジファンドや機関投資家の注文方法は大きく分けて3つ

ヘッジファンドや機関投資家の注文は、注文数量や銘柄数も多いのが特徴ですが、これらを市場への影響を最小限で執行するために、3つの方法で行われています。

1. 計らい   証券注文における「計らい」取引とは、「ブローカー(証券会社)に売買注文を出す際、あらかじめ値段を決める指値に幅を持たせて行う方法」のことを指します。

つまり、注文を受けたブローカーの担当者の裁量で、事前に決めた、ある一定の枠内において注文執行の判断や取り扱いを行うことです。

2. DMA    DMAはDirect  Market Accessの略です。その名の通り、ヘッジファンドや機関投資家のトレーダーが、ブローカーの証券会社を経緯してほぼ直接、市場(取引所やPTS、ダークプール)に注文を出す形態です。

ヘッジファンドや機関投資家は証券ブローカー免許を持っていないので、本当に市場へ直結して注文を出すことは出来ませんが、証券会社は必要最小限のチェック(しかもコンプライアンス中心)しか行われず、実際の執行も電子システムで直結されるために、あたかもヘッジファンドや機関投資家が直接、市場で注文を執行したかの様になります。

3. DSA   DSAはDirect Strategy Accessの略で、アルゴリズム取引がこれに当たります。

アルゴリズム取引は、指定された戦略とパラメーターに基づいて、市況情報、取引状況などからシステムが自動で判断し、注文の数量やタイミング、取引条件を指定しながら自動で取引を行う方法のことを指します。
また、DSAも証券会社が提供しているアルゴリズム取引と、ヘッジファンドや機関投資家が自ら開発したものを使う場合の2種類があります。

手数料(コスト)は、計らい>DSA>DMAとなります。

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