PER(株価収益率)とは

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PER(株価収益率)とは「Price Earnings Ratio」の略で計算は

株価をEPS(一株当たりの利益=当期純利益÷発行済み株式数)で割れば算出される指標です。

 

株価÷EPS(一株当たりの利益)=PER

 

簡単に言うと、現在の株価がEPSの何倍になっているのかを表しています。

PERは最も利用されている指標の一つであり、

株価が割安なのか割高なのかを判断する為に多くの投資家に利用されています。

[icon image="finger1-bk"]実際にPERを計算してみよう

2013年7月5日のトヨタ自動車(証券コード:7203)の終値は6,310円です。

トヨタ PER

トヨタ自動車のEPSは303.82です。

トヨタ EPS

終値の株価6,310円をEPSの303.82で割ると20.77(四捨五入)となります。

トヨタ PER2

トヨタ自動車の7月5日終値時点でのPERは20.77だということが計算することが出来ました。

このようにPERの計算して求めることは非常に簡単です。

 

気になる企業ごとにPERを計算して割り出さなくてもヤフーファイナンスやネット証券が提供している情報端末などでPERやPBRといった主要な指標は載っているので簡単に確認することが出来ます。

一般的にはPERが低いほど株価は割安に、PERが高いほど株価は割高にあると考えられます。

低PER企業の特徴

一般的にはPERが低い企業の特徴として

 

[icon image="check3-r"]企業業績や財務体質に問題があり、将来的に増資懸念や企業運営に懸念が生じている

[icon image="check3-r"]自社の努力では補いきれないほど市況の影響を受けやすい業種(商社や卸売業等)

[icon image="check3-r"]その産業自体が今後衰退していくと考えられている

などが挙げられます。

 

PERが低いからといって良い投資先であるとは限りません。

こうした様々な不安要因が存在するためにPERが低くなっている可能性をよく理解してから、その企業が割安なのか割高なのかを判断する必要があります。

また将来性を評価しているかどうかでもPERは大きく変わっていきます。

高PER企業の特徴

一般的にはPERが高い企業の特徴として

 

[icon image="check3-r"]インターネット関連の企業

[icon image="check3-r"]売上、収益とも高成長し続ける企業

[icon image="check3-r"]業種内のトップ企業

 

成長性が期待される新興市場(特にインターネット関連やバイオ関連)の企業は、

その将来性からPERが高めに推移することが多いです。

これは今現在は利益を伴ってはいないが、将来大きな利益を上げるであろう(予想EPSが高い)と考えられているからです。

 

また経済環境が良くなりだすと、一番恩恵を受けるであろう業種内のトップ企業の株はPERが高めに推移することがあります。

それ以外にも高い技術力(高い市場シェアー)を持つ企業なども、一般的に高いPERを維持しているケースが多いです。

実際に投資に活かすには

PERの数値によってその企業の株価が割安割高と考えることが出来るのですが、それだけで投資をおこなうのは危険です。

PERを参考に投資をおこなう場合は以下のポイントに注目してください。

 

[icon image="point2-1-r"]日経225銘柄の平均PERと比べてみる

どのような規模の企業でも同じ基準で比較することが出来るのがPERの特徴です。

その時の相場の地合いによって日本株が買われていれば全体のPERは高めに推移します。そんな中でも割安な株、割高な株を相対的に見つけることを心掛けてください。

 

[icon image="point2-2-r"]同業種の平均PERと比べてみる

PERは業種によっても大きな差があります。投資する企業を選ぶ際には、同業他社と比較して相対的にその企業が割安なのか割高なのかを判断しましょう。

 

[icon image="point2-3-r"]将来の予想EPSの推移から現在のPERを考える

将来EPSが3倍になると予想されていて実際にEPSが3倍になるとPERは1/3へと低下します。

このように現在のPERから見ると割高のように考えられる株価も将来の予想EPSが高ければ、株価は適正と考えることができます。

このように株価がどのような予想に立って現在の値段で取引されているのかを考えるのもPERを使った投資の面白さです。

 

このように[icon image="point2-1-r"]と[icon image="point2-2-r"]では横との比較、[icon image="point2-3-r"]では過去から将来へと縦の比較がPERを使った銘柄選別では重要となってきます。[colored_box color="red" corner="r"]割安な株を見つけて投資をしたい場合や、割高な株は買いたくない、または割高な株に空売りを仕掛けたい場合などの判断するのにとても役に立つ指標であるPERを是非実際の投資においても利用してみてください。

将来性に高い期待をされている株が決算等でその成長性に疑問が生じた時や、それほど期待されていなかった企業の業績が急回復した時などはPERを使った投資の醍醐味とも言えるでしょう[/colored_box]

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